【音声配信】ドライバーさん耳休め#43

🇹🇼台湾の🚅新幹線事情

(コラム)台湾新幹線、知られざる「日本愛」と意外な進化

台湾新幹線に乗ると、どこか懐かしさを感じるかもしれません。それもそのはず、車両は日本の新幹線700系をベースにしているからです。しかし、単なるコピーではありません。台湾の気候や風土に合わせて、独自の進化を遂げているのです。

例えば、車体カラー。日本の新幹線でおなじみの白地に青帯ではなく、オレンジ色のラインが走っています。これは台湾の国花である梅の花をイメージしたもの。さらに、車内アナウンスは中国語の他に、台湾語、客家語、英語と、多言語に対応しています。これは、台湾の多様な文化への配慮と言えるでしょう。

また、台湾新幹線は「日本式」のサービスを徹底していることでも知られています。車内販売では、日本の駅弁のようなお弁当が販売され、乗務員の接客も日本の新幹線を彷彿とさせます。中には日本語が堪能な乗務員もいるので、日本人旅行者にとっては安心ですね。

しかし、台湾新幹線の魅力はそれだけではありません。台北から高雄まで、わずか90分で結ぶ速達性は、台湾の人々の生活を一変させました。都市間の移動が便利になったことで、経済活動が活発化し、観光客も増加しました。

さらに、台湾新幹線は地震対策にも力を入れています。台湾は地震が多い地域ですが、日本の新幹線技術を導入することで、高い安全性を確保しています。

このように、台湾新幹線は日本の新幹線技術をベースにしながらも、台湾独自の文化やニーズに合わせて進化を遂げています。単なる移動手段ではなく、台湾の人々の生活に欠かせない存在となっているのです。

ちょっと面白い豆知識:

  • 台湾新幹線の最高速度は300km/hですが、線路の規格上、実際には最高速度285km/hで運行しています。
  • 台湾新幹線には、日本の新幹線のような「グリーン車」はありません。しかし、ビジネスクラスという、より快適な座席が用意されています。
  • 台湾新幹線の駅弁は、日本の駅弁に比べて少し甘めの味付けが多いようです。

台湾を訪れる際は、ぜひ新幹線に乗って、その魅力を体感してみてください。

投稿者プロフィール

YUKO MIYANAKA(総務部長)
YUKO MIYANAKA(総務部長)

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