ドライバーさん耳休め#60

ベトナム🇻🇳ダナンの生活事情と交通事情

(コラム)南国ダナン、魅惑の日常と混沌の交通事情~コラム:南シナ海より愛を込めて~

南シナ海に面したベトナム中部の港町、ダナン。近年リゾート地として急成長を遂げ、今やベトナム屈指の人気観光地となりました。しかし、ビーチリゾートの華やかなイメージの裏側には、現地の人々のリアルな生活と、観光客を翻弄する(!?)交通事情が隠されています。今回は、そんなダナンの日常と交通事情を、南シナ海より愛を込めてお届けします。

まず、生活事情から紐解いていきましょう。ダナンの人々は、基本的に陽気でフレンドリー。早朝からバイクのクラクションと市場の喧騒で街は活気に満ち溢れ、人々は笑顔で挨拶を交わします。そんなダナンの日常を彩るのは、何と言ってもです。新鮮なシーフードはもちろん、バインミーやフォーなどの定番ベトナム料理から、ダナン発祥のミークアンまで、安くて美味しいローカルフードが至る所で楽しめます。市場では、色鮮やかなフルーツや野菜が山積みになり、活気あふれるやり取りが繰り広げられています。価格交渉も旅の醍醐味、笑顔とジェスチャーで値切り交渉を楽しむのも、ダナンならではの体験です。

しかし、華やかなリゾートエリアのすぐ隣には、昔ながらの生活が息づくエリアも存在します。狭い路地裏には、小さな家々が軒を連ね、子供たちが元気に遊び回っています。夕方になると、家の前で家族団欒を楽しむ光景も多く見られます。近年は開発が進み、高層ビルや大型ショッピングモールも増えてきましたが、それでもダナンの人々は、古き良きコミュニティを大切にし、温かい人情味あふれる生活を送っているのです。

さて、一方で、ダナンの日常にスパイスを加えるのが、独特の交通事情です。まず目に入るのは、圧倒的なバイクの数。朝夕の通勤ラッシュ時には、車道を埋め尽くすほどのバイクの群れが、クラクションを鳴らしながら行き交います。ヘルメットをかぶらずに三人乗り、四人乗りも珍しくなく、そのアクロバティックな運転技術には、ただただ驚かされるばかり。

さらに、ダナンでは信号の数が少なく、あっても機能していないことが多いという衝撃の事実!交差点では、バイク、車、自転車、歩行者が入り乱れ、まさにカオス状態。初めてダナンを訪れた人は、その光景に唖然とすることでしょう。しかし、不思議なことに、大きな事故はあまり起こりません。それは、ダナンの人々が、阿吽の呼吸で譲り合い、暗黙のルールに従って運転しているからなのです。

歩行者にとっても、道路を渡るのは命がけです。信号がないため、絶え間なく流れるバイクと車の合間を縫って渡らなければなりません。この時大切なのは、**「アイコンタクト」と「度胸」**です。車やバイクの運転手と目を合わせ、渡る意思を伝え、思い切って一歩を踏み出す勇気が必要なのです。一度渡り始めれば、意外と車やバイクは止まってくれるものです。しかし、油断は禁物。周囲の状況を常に確認し、安全に渡りましょう。

最近では、観光客向けのタクシーや配車アプリ(Grabなど)も充実してきましたが、それでもダナンを移動する際には、このユニークな交通事情を理解しておくことが大切です。クラクションの音に動じず、柔軟な心構えでいること、それがダナンを楽しむための秘訣と言えるでしょう。

南国ダナンは、華やかなリゾートの顔と、ローカルな日常が混在する、魅力的な街です。そして、その日常を彩るのが、陽気な人々と、少しスリリングな交通事情なのです。ダナンを訪れた際には、ぜひリゾートエリアだけでなく、ローカルなエリアにも足を運び、その奥深い魅力を体感してみてください。きっと、忘れられない旅の思い出になることでしょう。このコラムが、あなたのダナン旅行の一助となることを、南シナ海より心から願っています!

投稿者プロフィール

YUKO MIYANAKA(総務部長)
YUKO MIYANAKA(総務部長)

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